11/26(土)より、新たな企画展が始まります!
その名も「暖かいガラス展」。
今年最後となるこの企画展は、
肌寒い今の季節にぴったり、
暖かい飲み物を楽しむことのできるガラスの器。
耐熱ガラスの作品をご紹介します。
今回の企画展にご協力いただいたのは、
新潟のガラス工房「クラフト・ユー」。
徳間保則氏(右)と2代目の純一氏(左)をはじめ、
現在4名の職人が所属するこの工房は、
耐熱ガラスのバーナー加工を得意とする、
個人工房としては数少ない貴重な存在です。
硝子工房クラフト・ユー
@craft__u
1991年に工房を開設。耐熱ガラスの特長を引き出す確かな技術によるバーナーワークのジャンルで、工芸を確立。使い勝手の良さや、ファッション性を兼ね備えた家庭用品を中心に幅広い市場に対応した作品を販売。
クラフト・ユーが手掛ける耐熱ガラスの製品は、
120℃までの温度差に対応。
さらに、ガラス素材のみのシリーズであれば、
電子レンジ、食洗機も使用可能な優れもの。
そんな便利な耐熱ガラスですが、
特殊な設備が必要であるなど、
本来は個人工房で扱うのは難易度の高い代物。
ではなぜクラフト・ユーは耐熱の作品を製造できるのでしょう。
ガラスメーカーで約40年のキャリアを築いた保則氏が目を付けたのが、
理科実験でお馴染みの「フラスコ」でした。
その綺麗な球体をベースに、
注ぎ口や取手、蓋を職人が手仕事で加えることで、
今までにない機能性と工芸の魅力を併せ持った作品を誕生させるに至りました。
「ゼロからつくるのが作家かもしれないが、自分は既製品にクリエイティブとクラフトマンシップを加え、生活の中で親しまれるガラス工芸のブランドにしたい」と保則氏は語ります。
ガラスのポットは、お茶を淹れる際、
茶葉の動きや色味の変化を楽しむことができます。
中でも特徴的なまんまる型のポットは、
茶葉の「ジャンピング」を起こしやすい形状。
「ジャンピング」とは茶葉が上下に対流すること。
お茶の中の酸素が茶葉に絡み、
浮き上がらせることで起きるこの現象は、
茶葉本来の香りと旨味を引き出す効果があります。
まんまるポットはオンラインショップでも販売中。
・まんまるポット 1L
・まんまるポット 0.5L
クラフト・ユーでは他にも、
日本茶はじめ、紅茶やコーヒー、日本酒の熱燗、
ホットワインまで、
様々な飲み物に合わせたガラス器をラインナップ。
・日本茶
角碗 ¥1,100(税込)
取手のないこのグラスは湯呑にぴったり。
茶葉の緑を存分に楽しめます。
・紅茶
高台ティーカップ GR ¥1,980(税込)
プチマドラー ¥660(税込)
緑の取手がアクセントになっているティーカップ。
葉っぱのマドラーと合わせても可愛いです。
・コーヒー
スタックカップ ¥1,870(税込)
スタックカップはその名の通り、
スタック(重ね置き)ができる便利なグラス。
・日本酒
和急須 300 ¥9,900(税込)
煌ぐい呑 クリア ¥11,000(税込)
熱燗をガラスの急須とぐい呑みで、
ぐい呑みはクリアの他に、
ブルーとアンバー(琥珀色)の3色展開。
・ホットワイン
カフェカップ スキ ¥1,760(税込)
深さのあるカフェカップは、
オレンジやシナモンを入れるホットワインに最適。
ご紹介したポットやグラスだけでなく、
耐熱には珍しい脚付きのデザインや、
装飾的な持ち手のグラスなど、
色や形が様々な耐熱コップも目白押しです。
今年の冬は、お気に入りのホットドリンクを
耐熱ガラスで一味違った楽しみ方に。
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