11月25日(土)より、浅草合羽橋本店では、
「印象派のようなガラス展」を開催。
東京都のガラス作家、鈴木伊美さんは、
「ほっ」と息が抜けるような表現を
制作のテーマにされています。
今回は息抜きに訪れた植物園の
花や草木の色彩や香りの記憶から
着想を得た新作が並びます。
自由な表現を支える技術
吹きガラスの技法を用いており、
有機的な形と柔らかな色合いが特徴的。
そして丁寧な加工や削りによって
端正で繊細なイメージも感じとれます。
詩的で情緒的なタイトルも印象的です。
瓶というモチーフ
膨らんだ部分を人の体のお腹に見立てた
「気持ち入れ」という作品シリーズ以降
繰り返し制作している形だそう。
控えめに膨らんでいたり、
丸くころんとしていたり。
どんな気持ちをため込んでいるのか
あれこれ想像しながら、
お気に入りを見つけてみてください。
印象を形にする
植物園を歩く中で感じた
花の香りや風の音、
柔らかく降り注ぐ陽の光。
鈴木さんが息を吹き込むことで、
ガラスは自由に形を変えて、
目には見えない印象をも
そっと私達に伝えてくれるようです。
「印象派のようなガラス展」は
11月25日(土)〜12月15日(金)まで。
鈴木伊美さんが撮影された神代植物園の
お散歩写真が背景に流れる店内で
みなさまを心よりお待ちしております。
鈴木伊美
神奈川県生まれ
1996年 武蔵野美術大学工芸工業デザイン科を卒業。
1998年 富山市立富山ガラス造形研究所造形科を卒業
2000年 富山市立富山ガラス造形研究所研究科を卒業。