小坂未央さんの企画展を初開催
10月7日(土)より、浅草合羽橋本店では、
「とじこめられた泡のガラス展」を開催。
静岡県のガラス作家「小坂未央」さんの作品は
細かな泡模様が閉じ込められた透明ガラスが特徴。
花器をはじめ、これまでお取り扱いのなかった
足付きグラスなどが並びます。
幾重にも織りなされる波模様
白いレースで包まれたかのようなガラスは
繊細な気泡の流れによる縞模様で包まれています。
近づかなければわからないほどに小さな泡模を、
正確にガラスの中に描く技術は圧巻。
ガラスに重曹を入れ発泡させる技法は一般的で
珍しくありませんが、これほど同じサイズの泡が
模様として描かれた作品は多くはありません。
日本の包む文化から着想
ガラス制作を始めた当初、イタリアの技術を学び、
色ガラスを多用してきた小坂さんですが、次第に
器の色について考えるようになりました。
生活の中でガラスが使われる風景に馴染む
日本ならではの「奥ゆかしさ」を表現したい。
その想いが繊細な泡の波模様をガラスに閉じ込め
包み込むようなデザインとなって結実しました。
生活の中で輝く形とデザイン
アートのような繊細さを持つ小坂さんの作品ですが
つかい手の生活に馴染むことにも拘られています。
お部屋の中で飾られているだけでも美しいですが
日常的に使われた時、作品に息が吹き込まれます。
説得力のあるデザインとは、技術や素材だけでなく
つかい手の生活に馴染むことにも拘られています。
お部屋の中で飾られているだけでも美しいですが
日常的に使われた時、作品に息が吹き込まれます。
説得力のあるデザインとは、技術や素材だけでなく
つかい手を想い、生活の中でモノが佇む姿を
イメージできた時に生まれるのかもしれません。
そんなことも思わせてくれる小坂さんの逸品。
イメージできた時に生まれるのかもしれません。
そんなことも思わせてくれる小坂さんの逸品。
「とじらこめられた泡のガラス展」は
10月7日(土)から27日(金)まで開催。
ぜひお手に取ってご覧ください。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
小坂未央
2004年 倉敷芸術科学大学芸術学部を卒業。
小樽工芸舎はじめ各地の工房を経験。
2014年 金沢卯辰山工芸工房へ入所。
泡表現の研究を開始。
2015年 金沢市工芸展入選、日本クラフト展入選。
2016年 現在の浜松市を拠に活動開始。
国際ガラス展・金沢2016奨励賞を受賞。
2020年 アメリカ・ポルトガルアートフェア参加。