とりもと硝子店を訪れました – TSUCHI-YA │ ガラスの器と工芸

とりもと硝子店を訪れました

今週は京都、大阪のつくり手を訪問してきました。京丹波町は和知の吹きガラス工房「とりもと硝子店」さんは、ご夫婦のガラス作家。透明や乳白の耐熱ガラスによる作品を求めてお伺いしました。

鳥本雄介(とりもとゆうすけ)さんと由弥(ゆや)さんは、荒川尚也氏の晴耕社ガラス工房に勤務。2015年に京都府京丹波町にて独立、開窯されました。

和知の古民家を住宅と工房にされています。印象的だったのは灯油や廃油燃料によってガラスを溶かす炉。熱交換室という独自のシステムを作って燃費を抑える工夫もされています。これは、雄介さんが「親方」と呼ばれる荒川尚也氏の影響とのこと。

ガラスの器の制作で難しい「取手」。制作時にガラスの温度差が出やすいため、完成後に根元から割れやすいと言われています。雄介さんは耐熱ものには欠かせないその取手の付け方にも、温度差が出ないように工夫されています。

私たちがつくり手を訪問するのは、当店でのお取り扱いや作品展のお願いをするためですが、特に大切にしているのは、お互いの「ガラスにかける思い」や「クリエイティブ」かもしれません。例えば、鳥本さんは住居と工房が隣接するため、生活の中でガラス器が息をしている姿を拝見できるのは貴重な時間となります。

鳥本家の部屋の中央にはたくさんの本があります。そんなつくり手の日常から、共通点を見つけられた時などは、訪問してよかったと思うのです。

由弥さんに出していただいた、レモングラス入りのお水と梅のシロップ漬けが、東京より暑く感じる湿度と温度を下げてくれました。これからのお取り扱いと2027年後半の銀座店での作品展が、私たちも今から待ち遠しいです。ぜひお楽しみに。

文・写真:佐野洋光

この記事は2026年7月17日に配信されたメルマガの再掲載となります。商品のお取り扱いや価格が変更になっている場合もございます。あらかじめご了承ください。

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