企画展

切子

色のない切子展

TSUCHI-YAでは、2月15日より無色透明な切子グラスの企画展「色のない切子展」を開催しています。 鮮やかな色ガラスと、華やかな装飾が魅力の江戸切子。江戸切子と聞くと、赤や青のグラスが思い浮かぶ方も少なくないでしょう。そんな切子ですが、江戸時代に登場した当時、主流であったのは、実は無色透明なものだったそう。色のないガラスに、1,2種類の文様を加えたシンプルなデザインが好まれました。透明という江戸切子の原点に立ち返りつつ、現代の生活スタイルのなかで楽しむ切子を。そんな思いから生まれたのが、TSUCHI-YAの色のない切子です。 江戸切子づくりは基本分業。吹きガラス職人が土台となるグラスを吹き上げ、カットのスペシャリストである切子職人が、そのグラスに装飾を施します。新たな切子を制作するにあたり、私たちはグラスの形からデザイン。新たに金型を作りました。その型を使用し、北海道の「深川硝子工芸」でガラスを吹いていただきました。グラスのシルエットは他にはないものとなっています。 つぎに、肝となるカットのデザイン。江戸切子に古くから用いられる伝統文様には、それぞれ健康、幸運、魔除けなど、様々な人の願いが込められています。モダンな形のグラスにこうした伝統的な意匠を江戸切子の伝統工芸士が丁寧にカットを施しています。 例えば、六角形を基調とした「壱甲」シリーズ。モチーフにしたのは、亀の甲羅を模した「亀甲文様」です。長寿を願う吉祥文様として長く愛されたデザインのひとつ。 詳細はこちら 細かなカットがきらめく「麻の葉」シリーズ。「麻の葉文様」は、江戸時代に着物や産着などで人気のあったデザイン。麻は生命力が強く成長が早いため、子供の健康や魔除けの意味があったとか。 詳細はこちら こちらの「茶筅」シリーズは、その名の通り、 抹茶を立てる際に使う茶道具の茶筅からインスピレーションを受けたグラス。日本が生んだ美しい道具の意匠をグラスに込めました。 詳細はこちら 歴史感じる無色透明の切子グラスで、仕事終わりのリラックスタイム、家族で囲む食卓、大事な人との過ごす一時、グラスを手に取る何気ない時間が素敵に輝きますように。 色のない切子展は、3月13日(月)までの開催です。 オンラインショップはこちら

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